肆號機妄想

さて、船便で AES に頼んだものが一月で届いてしまった。早すぎる。

頼んだものは、WE421A を2本とハモンド 1620 という 20WPP のトランス、それとハモンドのチョーク。要するに肆號機として 421APP を作ろうという計画なのだが、421A が Tung-sol の 5998 より安く買えてしまったので。しかし頼んだときは一次側が 6.6K のハモンドの OPT を 3.3K で使おうと思って注文したんだけど、もうちょっと贅沢してタンゴの FE25-5 でも使ってハモンドは他に回そうかと思わないでもない。せっかくの WE だし。しかしハモンドで安く上げるという初めのアイディアも捨てがたいなあ。ハモンドだってなかなか立派な特性なのだし。

それにしても 421A ってレギュレータ管だけに内部抵抗が低くてプレート損失が割と大きいのはいいんだけど、μは低いバイアスは深い電源電圧は低いグリッド電流が流れやすい(グリッド抵抗が自己バイアスで最大 100K!)という四重苦を背負っていて、改めて回路を考えてみると相当工夫しないと満足なゲインと出力が得られそうにない。オレの手には余る代物だったか。なんにしても実作業に入れるのは2月くらいだろうから、それまでトランスのことも含めて色々妄想することにしよう。