DAC-AH

西川さんが DOS/V Power Report で記事にしていた Lite Audio の DAC-AH。興味がある、と書いたら、評価用に買ったままになっている基板とトランスを譲ってくれるとのこと。そこで早速引き取りに行ってきた。先方で色々聞き比べたが、結局先日ライントランスUTC A-20 にした SATRI IC による I/V 変換を用いた DAC が最強であった。

で、DAC-AH だが。TDA1543 を8個パラで用いたノンオーバーサンプリングというのが特徴。とりあえず半バラックで組んだ状態が下の写真。

ほんの数箇所半田付けするだけなのでこの段階までは30分もあればできる。G5 の光出力につなぐので、TOS/COAX の切換はショートさせて光に固定している。音はというと、確かに生々しくて低音がもりもり出る。エージングが進むと落ち着くという話だが、現状では低音が出過ぎ。ただ、奥行の表現や音色には確かに魅力があるので、経時変化が楽しみだ。

今後の野望としては、オペアンプをいいのに換えることと出力にライントランスかますこと。そうなると本来のケースでは大きさの点でムリなのでもっと大きなケースに入れなければ。ライントランス自体はあるので、抵抗とコンデンサがあればできる。オペアンプは直付なのでソケット化が必要。

しかし、先日の KECES USB DAC にせよこの DAC-AH にせよ、こんな値段でびっくりするような音が出る。何百万もする DAC ってなんなんだろうね。