Styleaudio CARAT-RUBY

さて、件のデジタルなノイズだが、要するに DPF-7002 が古いものでもあって特にノイズが酷いのではないかと考えた。そこで複数のデジタル入力を容易に切り替えられる DAC があればリプレースできるのではないかということで、金もないし中国ものを中心に物色していたのだが、そこで目に留まったのが Styleaudio CARAT-RUBY というもの。実は韓国では14,000円くらいで売ってるものらしいのだが、送料とショップの取り分を考えたら妥当な値段だと思い購入してみた。内部写真での大量の OS コンも萌えるし、USB と光入力を前面で切り替えられるのがポイント。オペアンプ方式の I/V 変換や高精度クロックも魅力だ。名前もオレが愛用しているカートリッジ Dnyavector Ruby KARAT に似ていていいではないか。Styleaudio は日本にも代理店があるのだがこの機種はまだ国内では売ってないようで、予価49,800円ということらしい。

届いてみると非常に小さい。幅 75mm、高さ 30mm、奥行 125mm というところ。付属の AC アダプタはユニバーサル式でちゃんと動作する。作りもしっかりしていてデザインも洒落ている。このあたりはさすがオーディオ趣味の歴史のある韓国らしく、中国ものよりずっと洗練されている。

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早速設置して Mac からの光入力で鳴らしてみた。動作に問題はない。まず気になるノイズだが、曲間は全く無音だし、しばらく聴いているうちに変な異音がのることもない。つまりノイズはこれの導入により完全に解決された。音質はまだおろしたての新品で、OS コンのエージングには時間がかかることを考えるとこれから変わっていくだろうが、第一印象としては悪くない。低音もタイトでしっかりしてるし、中音以上もクリアでうるさくない。DPF-7002 と比べると若干硬さが感じられるが、それも新品ゆえかもしれないし、OPA627BP と AD817 の違いかもしれない。

とりあえず問題は解決したし、この DAC もなかなか気に入った。今後オペアンプを換えたり強力な電源を作ってみたりといった遊びも考えられる。これが国内の取次業者を通してもこの値段なのだからウォン安様々である。