D123 を箱に入れた

連休を利用して D123 の箱を作った。

当初の計画通り約60リットルのバスレフで、ポートは JBL の推奨通り 58Hz にするが、スリットなので効きは少し弱いと思う。18mm のシナ合板で芋継ぎという安直なつくりだが、でかい音を出しても箱がビビったりはしてないので特に問題はないみたいだ。内部配線はオヤイデの PC-OCC 撚り線の 16AWG で、吸音材は六本木工学のもの。色もあまり綺麗には塗れていないが、実物は写真よりはマシに見える。ちなみにスタンドはヤフオクで大工さんが出品していたもので、自分で作るのとさほど変わらない値段で、少なくとも俺が作るよりは絶対に精度の高いものなはずなのでそれを買って使っている。

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問題の D123 だが、当初はとんでもない音でどうしようかと思ったものの、1時間も鳴らしているうちに動き方を思い出したようで見違えるようになった。さすがにツイータがないとこもったようになってしまうくらい上は出ていない(自称フルレンジとはいえ、実質はワイドレンジなウーファーと捉えるべきだろう)ので、D123 はスルー、LPF 10kHz/ 6dB でツイータをつけて使うことにする。また 15Ωの抵抗と 4.3uF のフィルムコンデンサインピーダンス補正を行っている。

音質的には、身構えていたのが拍子抜けするくらい普通に良い音だ。Lowther よりさらに能率が高く反応がいいが、D130 のように硬くて乾いた音ではなく、ずっと柔らかくて聴きやすい。箱自体のチューニングで下を切っていることもあって低音の量は多くないが、むしろバランスがよく、危惧していた低音不足も杞憂であった。バスドラやベースのノートは明瞭だし、ペルトやカンチェッリを聴いてみたところでは弦の音やコラールも深みがあって美しい。

てなわけで、メインは今後しばらくこれに固定となった。またしても JBL に戻るの巻である。