TU-870

連休の工作のつもりだったのに勢いで作ってしまった。

そのまま作っても仕方がないので、段間結合とNFB分圧コンデンサをASCに、出力側カソードバイパスコンデンサをMUSEにして、電源平滑用コンデンサに0.1μFのフィルムコンデンサをパラってみた。その他2芯シールドには太めのものを使い (これは音質云々より作業性の問題)、スピーカー端子を少し大きめのものにし、電源ケーブルをパソコン用の接地付きのものにする。後半のは手持ちのものを使っただけ。

ゆっくりやって5時間ほどで完成。まだできたばっかりで多少音ががさつくが、素性の良さは明らかだ。ノイズもスピーカーユニットに耳をくっつけて聴き取れるかどうかというレベルだし、左右の音量にインバランスもない。2Wという出力でも、比較的能率のいいFOSETEX FE103M には十分すぎて、デスクトップシステムとして使う分にはボリューム位置が9時を超えることはない。

しかしさすがにいくら下手なオレでも手際が良くなった。スイッチあたりの配線が細かいのだが、これはマニュアル通りスイッチをシャーシに付けてから配線するから面倒なんで、配線してから取り付ければそういう面倒もないとか、シールド線を長めに使って撚ってシャーシ側面を這わせるとか、それくらいの知恵はついたわけだ。

というわけであっさり完成して音も満足。