無帰還

なんということもなく DIY Hifi Supply のフォーラムをみていたら「Ella は NFB を外すといいアルよ」 (意訳) という投稿がメーカーサイドからもあったので試してみる。スピーカーターミナルにつながってる NFB の配線を外してシュリンクチューブで末端を覆うだけだから、ダメならすぐ元に戻せる。切換スイッチをつけてる人も多いみたいだが、あの分厚いシャーシに安ドリルで挑む気力はない。

僅かにノイズレベルが上がるが、聴取位置では聞こえないので無問題。音はもともと NFB が 6dB くらいしかかかっていないアンプなせいもあって無帰還でも低音がだぶつくとか歪みが増えるとかいうこともなく、ネガティブな変化はみられずよりオープンな音になる。低音の量感が増えるかな。なんていうか、プロポーションのいい女性がボディースーツを脱いでもやっぱりプロポーションがよかったというような感じで、僅かに輪郭が太くなるけどその分ナチュラルなよさが出てくる。オケものなんかにはこっちの方がいいなあ。『復活』終楽章のどっかんどっかんも迫力満点で破綻するようなことはない。というわけでしばらく無帰還で聴いてみよう。