出力トランスのテストデータ

いろいろ調べものをしていたら見つけたページ。タイのトランスメーカーのサイトで、なかなか興味深い。自社製品を絶賛するばかりではなく、シングル用の OPT をいくつかピックアップして詳細なテストデータを掲載している。

これをみると James の OPT で負帰還をまともにかけようとするとダメな理由がよく分かる。これなら送料を考えるとあまり値段の変わらないタンゴ U-808 を使った方がなんぼかマシというものだ。James はかっこはいいんだけどねえ。ちょうどオレも持っているハモンド 1628SE のデータもあって、可聴帯域にがっつりディップがあることが分かる。ただハモンドの場合高域の減衰自体は比較的素直である。実際アンプに仕立ててみるとそんなに悪くなかったし、インダクタンスが大きいのは魅力。

このメーカー、小型のトランスは結構安い(James の同規模のを台湾から買うより安い)ので、柒號機の OPT をここのに換装してみようかという気もしないでもない。