PD-D6

結局パイオニアSACD プレーヤー PD-D6 を購入した。中古が3万円代前半で売られていたので、これならヤフオクの相場より安いやと。中古といっても発表から1年くらいしか経っていないから、オレが買った個体もきれいなもんである。

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さて店からえっちらおっちらと持ち帰り、早速今まで使っていた Jungson ではエラーが出て読み込めなかった SACD を中心に何枚か聴いてみる。当然読み込みエラーは全く発生しない。そこら辺は流石パイオニアだろうか。とにかく Jungson の読み取りの弱さには辟易していたので、ドライブの信頼性を第一にパイオニアを選択したわけだが、その目論見はとりあえず当たったか。年単位で使ってみないと信頼性を確信することはできないが。

音はというと、最初どうも音が軽くて遠いように感じられた。もうちょっとガッと来ないかなあと思ったのだが、しばらく聴いているうちに暖まってきたのかだいぶ改善されてきた。こっちの感覚が adjust されただけかもしれないけど。ただそれでも少し上よりな感じはある。通常 CD を聴いてみると、レガートリンクの ON/OFF は正直よく分からない。これは Promitheus Audio の DAC を使った方がいい。トランスポートとしては、なぜか Jungson よりも情報量が多くてスムーズである。データの送り出しでこれだけ音が違うとは思わなかった。逆に言えばダメな CD が徹底的にダメなので、音質をソフト購入の目安にはしていないオレとしてはちょっと頭が痛い。

ともあれ、動作は軽くてスムーズだし、作りも高級素材を用いたりはしていないがきっちりしていて、そういうところはやはり日本メーカーの量産品である。正直なところ音質自体は、特に SACD に関しては Jungson の方がいいところもあるけど、動作の確実さやメカの安定性を考えればこっちの方がいい。何しろ安いしな。