真空管オーディオフェア

今年も懲りずに行ってきた。

相変わらず入場料500円の価値はない。いくつかのメーカーの音出しを聴いてはみたがどれもまるでピンと来なかった。というか、どのメーカーも自分ちのアンプで鳴らすスピーカーに無頓着すぎるんじゃないか。この時代にわざわざアルテックを持って来られても、という感じだ。Lowther を使ってる奴の言うことじゃないか。とにかくどこも低い方は響きすぎ、高い方はちっとも出てないという音ばかりで、このご時世をこの音で生き抜こうというのは虫がいいんじゃないか、と感じられた。時代の風は明らかに真空管やアナログに吹いてるのに、それをちっとも掴めていない感じ。六本木工学が物販ブースで小さな音で鳴らしてたスピーカーが一番よかったよ。あれ、秋葉原の店でも鳴らしていて、なかなかいい音だと以前に聴いたときも思ったのだった。個人的にはああいう小型ブックシェルフの必然性がないので買おうとは思わないが、あのくらいのサイズのスピーカーを探してる人にはいい選択肢だと思う。

まあ物販で球や部品に関してそこそこいい買い物が出来たからよしとしよう。