失敗作

伍號機 832A だが、結局位相反転段や出力段の動作点をいろいろ変えてみたり出力管のグリッド抵抗を小さくしてみたりしても全く状況が改善されず、失敗作として認定することとした。1W までは優秀なのだが、ビーム管の PP で 1W しか出ないのではダメだろう。作例は多くないが 5W か 6W くらいは出ていてしかるべきのようだし。そりゃあうちの使用状況で 1W も必要になることはまずないのだけど、いかにも気分が悪い。

尤も失敗といっても何がまずかったのかが分からないともっと気分が悪い。問題の解析と究明にこそ経験と知識がものをいうわけだから、オレにとってはとても難しい課題だといえよう。こういうよく分からない球を使うにはオレの技量が足りなかったということだろう。