Full Music 300B/c

安かったので買ってみた。安いといっても結構な値段ではあるのだが、エレハモあたりと変わらない値段で買えたので、試してみる価値はあると考えたわけだ。そう考えると 300B は高い。

以前 Full Music のメッシュプレートのものは持っていたことがある。中国製の 300B アンプが気に入らなくて売り払った時に一緒に売ってしまったのだが、その時はその後自分が 300B のアンプを作ることになるとは考えもしなかったのである。今思えば置いとけばよかったな。で、今回はメッシュではなく普通のカーボンプレートのものを買ってみた。メッシュと比べて数千円安い。ガラスの形も前より少し細身で精巧になってるような気もするがこれは気のせいかもしれない。ガラスとベースの接合部の糊が少しはみ出てたりしてあまり作りはよくない。

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しばらくフィラメントのエージングをした上で音を出した。まだ新品だからこれから変わってくるのだろうが、印象としては JJ よりも余韻や響きが綺麗だと感じられる。その分低音の押出しはやや低減される。なんとなくのイメージでもっと下寄りかと思っていたのでちょっと予想を外された感じだな。高いところが明らかに JJ より出ているので、ツイータのフィルタコンデンサを 0.47uF から 0.32uF (0.1+0.22) に変更する作業もしたりして。

もうちょっとバランスを取り直す作業は必要だけど、なかなかポテンシャルは高い球のようだ。楽しいぞ。