へんなモノ続き

一昨日作ったへんなモノだが、ジャンク箱からサルベージして使ったヒーター DC 点火用のブリッジダイオードがやはりアレだったらしく沈黙してしまったので、新しいダイオードを買ってきた。飛んだダイオードは高価な A&R の SBD だったが、買ってきたのは100円くらいの普通の奴。どうも SBD に比べると音が雑な気がする。そのうちまた SBD に変更しようかしら。

音の方は、トランスに A-20 を使った時点で「絹のような滑らかさ」なんてものは初めから期待してなかったのだが、存外立体的な空間が再現できているように思える。それなりにクロストークに気を使った効果が出てるのかな。あと、音が飛んでくるというかどんどん前に出てきて欲しいところは前に出てくる。パルムのチェロをかけっぱなしにしながら机に向かっていたら、弦をはじく音が関係ない方向から聞こえてきてびっくりした。もちろんこの部屋にこの機材で「スピーカーが消える」みたいなことがあるはずもないんだけど、パルシブな音が丸まらずにすっ飛んでくるのは嬉しいね。やや高めのゲインと低いインピーダンスパワーアンプをゴリゴリ駆動しようという目論見はそれなりに果たせているということか。もう若干ゲインを下げた方が音が整理されるとも思うが、この勢いみたいなものを殺ぐのもつまらないし、難しいところだ。