HiFi通の人に会ってきた

センチュリーハイアットで。先方は代理人役の日本人と一緒、こちらはオレと Nick さん。要するに HiFi通は金持ちのぼんぼんの道楽で、あんまり儲けるつもりはなさそうだが、一応アメリカで現地法人で新ブランドを立ち上げていて、ヨーロッパでもビジネスをしてるとか言ってたが、実際のビジネスの規模はいまいち不明。とにかくHiFi通も代理人も日本のオーディオビジネスのことは何も知らないので、あのまんまじゃ参入しようとしても身動きが取れないだろ。とりあえず日本語のサイトを作って、日本語のできるサポート要員をなんとかしたい、っていうレヴェルみたいだな。あとは個別に日本からのオーダーに対応してるとコストがかかって仕方がないので、日本に倉庫を持って (それは代理人の人の会社で倉庫は用意できるみたいだ) コンテナでどかんと運び込んで運送コストを削減したいとか、そのレヴェルの話。

Nick さんがマーケティングの専門家な上に英語が堪能なので、オレはほとんど横で聞いてるだけだった。あと、現在の HiFi通のサイトには載っていない製品の写真もいくつか見せてもらったが、メーカー名を失念した球アンプがよさそうだった。300B モノブロックで$500USDとか、KT88PP で $1500USD とか。非常に格好良くて作りもよさそうだった。あと Aurum の G2 にステンレスのホーンを付けた妙なスピーカーも面白そう。とにかく今日はとりあえず先方のビジョンを聞いて、そういうことを考えてるのね、っていう段階。年内にもう一度日本に来るらしいから、その時にまたゆっくり話を聞こうと。いろいろアドバイスして、なんか安く売ってもらったりできれば嬉しいかな。

その後 Nick さんといろいろお話を。エリートサラリーマンの鑑みたいな紳士でかつ濃いマニアで、とても面白かった。この blog にはありがたいことに面白い人が色々来てくれるので、オフでもできたら楽しいだろうなあと思ったよ。