耐久EL34聴き比べ

SV-2 (2002) は 845 のドライバに EL34/6CA7 を使っているが、オレはダイナコをいじり回していたときの後遺症で EL34 コレクターなのである。そこで手持ちの EL34 を挿し替えて聴き比べてみた。

  • サンバレー (曙光): 標準の球。音も中庸というところなのでこれを基準に。
  • Mullard: ダイナコに元々付いていた球。ロゴは GE。音場が広くかつ太い音。若干籠った感じがして高音の伸びはいまいち。古いせいかも。
  • Svetlana (Sロゴ): Mullard によく似ている。籠った感じがするところまでそっくりだが、多少高音に伸びがある分 Mullard よりもいいか。安いのにいい球だ。
  • Ei 6CA7: 高音の伸びはいいが音場が狭く、モノラルみたい。
  • JJ E34L (無色): これもレンジ感はあるが音場が狭い。Ei よりはマシ。少しざらつくかなあ。
  • Old TESLA: 70年代の TESLA。ラジオの音。全然ダメ。

ということで結局いちばんよかったのは安い Svetlana だった。Mullard の状態が良いものが手に入れば試す価値はあると思うが、高いからな。Ebay でそれなりに安く手に入るものは実際使ってみるまで状態がわからないし。

しかしこのアンプ、構造上 EL34 の抜き差しが面倒なので大変だった。