Granite 続き

一日経ったら普通に低音が出るようになった。ほっとした。しかしエージングがどうのというレベルの時間が経ったわけでもないのにこの派手な変わりようは何なんだろうか。検索してみたら、Audioreview.com で「低音が減ったのではなく無くなった」と怒ってる人がいた。この人は低音が行ったきり帰って来なかったんだな。とにかく、低音が普通に出るようになって改めて聴いてみると、これはこれで魅力のある音のするケーブルだ。ストレートさでは Xindak FS-1 に分があるけど。

ただ問題もあって、このケーブルはアンプ側がスペードラグのものしか在庫がなかったのでそれを買ったんだが、SV-2 はスピーカー端子が小さくてスペードラグがきちんと止まらない。これはスピーカーターミナルを大型の金属製のものに交換しなければダメだな。しかしこのアンプ音いいなあ。バン、と来る迫力は 805 アンプの方があるけれど、音の深みというか、倍音を含んだ空気の表現力があるので、染みてくる感じがする。歪むとかしゃかしゃかするとかけなしているのを読んだことがあるけど、使い方を間違ってたかまともに作れなかったかどちらかなんじゃないだろうか。ただ、CDP 直結で使うことはあんまりお勧めできないというか、少なくともオレはプリアンプを経由して使った方がはるかにいいと思った。あと昔風の帯域が狭くてやけに能率の高いスピーカーだと魅力を発揮できないかもしれない。一般に鳴らしにくいとされる低能率の小型ブックシェルフが合うんじゃないかな。試しにディナを鳴らしてみたら非常にいい感じだったし。ディナは球アンプが合うという意見をちょくちょく見かけるけど、なるほどと思うよ。