ヘッドシェルのリード線

結構前に Audio Advisor に注文していた AudioQuest のヘッドシェルリードが届いた。ていうかなんでスウェーデンの消印が押してありますか? どこをどう遠回りしていたんだろうか。

とにかくさっそく取り付けてみる。今まで使っていたたしかテクニカのリード線と比べるとずっと細くて柔らかいので、カートリッジにかかる物理的プレッシャーが小さいのはよい。取り付けも楽だ。音はというと、こんな小さなものでここまで変わるのかというくらい違う。ディテールが三割増くらいになって、しかも音に艶が出る。ウェイン・ハッセイのヴォーカルの吐息が色っぽい (オレが持ってるアナログの音源ってほとんどが80年代のロックだったりする)。ごく小さな電気信号の通り道だから、小さな変更が最終的に耳に届くときにはかなり拡大されるという理屈なのかな。

なんというか、カートリッジを替えたのに近いような衝撃だ。しかしこれをもってしても低音が足りないのはあまり改善されない。カートリッジ自体が低音が出ないのか、フォノアンプのせいなのか。