Dynamicap

Bottlehead のプリアンプの出力コンデンサを変えてみた。こういう用途でいちばん気に入っているのは東一の VitaQ なのだが、いかんせん 2μF というサイズはないので、探していて見つけたのがDynamicap という新しいコンデンサである。本来は次にフルスペックで作ろうと思っている二台目の Bottlehead Foreplay のために注文していたのだが、本体よりもはるかに早く来てしまったので (本体は来年早々くらいだろうな) エージングもかねて今あるプリにつけてみたわけである。Hovland の Musicap も考えたのだが、新しもの好き珍しいもの好きのオレとしては、Musicap よりさらに良いという一部の評判で飛びついたわけである。Michael Percy Audio というショップからの購入。ここは送料が安くてよい。相当にでかいコンデンサだが、Foreplay は手配線でスペースに余裕があるから問題なし。

で音だが、まだ大して時間が経っていないのでこれから変化することが予想できるものの、基本的には大変な透明感と情報量。深々とした自然な音で、全体の水準が大きくアップした感じだ。オーケストラであれば前後関係も含めた楽器の位置関係が手に取るようになるし、人の声であればレコーディング時のディレイの設定が読めるような感じ。いや、$50 でこれだけ違うとは。電線買うよりよっぽど楽しいや。