さらに球

やっぱりドライバに KT90 っていうのは音はいいんだけど何となく動作に不安を感じたのでもとの 6N3C に戻す。それこそどっかの 6L6GC に交換してみよう。そのうち。一方買ったまま放置していた前段の球だが、そろそろアンプ自体も落ち着いてきたので、手持ちの Sylvania 12AU7 と松下の 12AX7 にしてみた。だいぶすっきりした音になった。これは松下のキャラクターが強い気がする。

スピーカーの方も大分エージングが進んできたようで荒さがとれてきた。リボンツイータらしい透明感が出てきて、雰囲気がいい感じで感じられるようになってきた。「上品さはあんまりない」みたいなことを数日前に書いたけど、ちょっと修正しなきゃいけないな。もちろん上品できれいなばっかりな音ではないけど、比較的ソースに忠実な系統の音じゃないかと。ピアノの音などは大分いつも聴き慣れている生の音に近づいてきた気がする。

スピーカーがその実力を徐々に発揮し始めたおかげで、録音の粗がもろに出るようになってしまったのは困り者だ。ロックの録音が悪いのは別に勢いで聴けてしまうからいいんだけど、クラシックの録音が悪いのはアレだな。