スピーカーケーブル

パワーアンプの端子をでかいのに交換したので、気を良くしてスピーカーケーブルもぶっといのを使おうと思い、AudioQuest Type6 を買ってくる。同じ AudioQuest の Bedrock がモデル末期なのかあちこちで安売りされているのでそれも考えたが、端末処理で死にそうなのでおとなしく Type6 にしてみた。Type6 でも十分シースは硬いし、6本の芯線を処理しなければならず苦労する。単線が6本だから取り回しも相当悪い。ちなみにスピーカー側も端子が小さいので交換してしまおうかと思ったが、以前買ったが当時は使えなかったので放置していた NISSHA のマルチターミナルアダプタというものが転がっていたのでそれを使って接続することにする。こんな感じ。全く強引だ。接点が増え過ぎだと思うが仕方がない。

ちなみにマッキンのねじ式端子ではこれは使えない。

苦労したが音は苦労に見あうもので、まず分離が良くなって、楽器の音が明瞭に聞こえるようになる。また音場と定位が大きく改善されて、オケでどの楽器がどこで何をやってるかがはっきりする。だからといって、せっかくまとまっている音楽を無理に解体する方向ではなく、音色がふくよかで暖かいので耳障りにはならない。元々電源ケーブルやインターコネクトケーブルも AudioQuest を使っていて音を気に入っているので、悪いことはないだろうと思ったが、予想よりもよかった。実売メートル2000円しないケーブルの音ではない。ま、一定の水準に達してさえいれば後は好みの問題なので、高いものでなくても気に入ればいいのである。

ただケーブルを換えたところで出ない低音は出ない。これはまた考慮の必要がありそうだ。低音が出ないスピーカーなのは知ってたけど、これほどとはねえ。