諸般の事情により

TU-870 のボリュームは戻す。入力セレクタは外したまま。

もうちょっと音に厚みが欲しいというわけで TU-875 を作って足す。このプリはフォノイコライザ部分に力が入っていて、ラインアンプ部は 12AU7 一本で両チャンネルをまかない、ゲインもごく小さいシンプルなものだが、あるとないとは大違いで、ぐっと音に力感が増すし広がりが出る。エレキットを設計してる人はよくわかってる。TU-877 にはあまり感心しなかったが、TU-870 とこの 875 は素晴らしい。安価なものにこそエレキットの真価が発揮されるのだろうか。とにかくこれを作ってデスクトップシステムはこうなった。↓

あとデスクトップのデジタル周りも変更した。USB プロセッサを Sonica から IODATADDVOX に変更し、Mac からの出力を同軸で SUPER DAC 2496 に入れ、DP-1001 からは光で DAC に。要するにデスクトップのソースを SUPER DAC 2496 に一元化したわけだ。CDP の内蔵 DAC も一応 DAC7 を使っているのだそうだが、これはさすがに SUPER DAC 2496 の方がずっとよい。

こうやってデスクトップシステムに注力するとどんどん欲が出てどっちがメインかわからない状態に陥るのでこれくらいにしておいた方が無難か。メインの方は、ST-70 をまた無帰還に戻した。多少音の整理がつかないにしても、やはり自然さを取ることにしたわけだ。

さてそろそろボーナスの声も聞こえてきて、へそくりと合わせると多少はこっち方面に使えそう。どうするかなあ。