フォノイコライザ

サンバレーの大橋氏に頼んで、12AX7 を2本使ったフォノイコライザアンプであるところの SV-6 を借りてみた。付属していた SOVTEK の 12AX7 があまりよくないので手持ちの GE 5751 に変更して聴いてみた。非常に「真空管」な音。低音の量感はあるし、中音域も滑らかなのだが、高音のロールオフが速い。「アナログ」と聞いて思い浮かべやすい音というべきか。しかし本来アナログは特性的には高音が伸びているものであり、セッティング次第では神経質なほど高音が出るものだから、この製品はそういう神経質な音になりがちな状況をうまくまとめているとは思うが、オレの場合そもそもターンテーブルやカートリッジがその神経質さをそぎ落とす方向に向かっているので、さらに SV-6 を加えると抜けの悪さを感じてしまう。この製品自体が悪いとは決して思わないが、オレのところにはあまり向いてないみたいだ。これを不見転で買っていたらがっかりするところだった。試聴させてもらってよかった。

で、かわりと言ってはなんだがまたしてもあるものをやってもーたをやってしまったらしい。まだ注文しただけで金も払っていないのだが、届いて稼働し始めたらまたここで報告をば。