昨日の続き

昨日改造が完成した ST-70。写真を載せてみる。

ケージを外すのが面倒だったのでよくわからないが、オレンジドロップと中央の三本の真空管、それから大型の入力端子は見てとることができようか。日立の 12BH7A はヤフオクで500円、Mullard の EF86 は先日の MJ オーディオフェアでやってたアムトランスのセールで一本2000円というどちらも破格で手に入れたので、アメリカから通販で買った部品類、秋葉原で買ったターミナル類を含めても改造に25000円はかかっていない。中国製の EF86 が余っちゃったな。電圧増幅管ばかりいろいろ余ってしまっているので、イコライザアンプでも作ってみようか。作例を探してみるかな。

音質の方は一日経ってみると少し丸みが出てきたが、高音がすっきり爽やか系になり、シンバルのシズルなんかが非常にリアルになった。あと中央に集まりがちだった音場が広がりを持つようになった。ここまでいじってしまうともう売りようがないので、パワーアンプはこれと心中することにして、まだ残っている古い抵抗やコンデンサ類を追々新しいものに交換していこう。おそらく Mullard 製らしい GE ブランドの 6CA7 ももったいないから普段は Svetlana かなにかに替えておいた方がいいかもしれない。交換した電源段は出力管の保護が謳い文句の一つでもあるんだが。