連休の工作

TU-870は先に作ってしまったので、ずっとほったらかしになってた ST-70 の改造に取り組む。基本はこのページにある電源部とドライバ段の交換。入ってる筈のパーツがなくてわざわざ買いに行く破目になったりしたが無事完成。一発でちゃんと音が出た。

さすがにこれだけ改造すると残ってるのは整流管と出力段、トランスだけということになって音は別物に。まだエージングの段階だが、残留ノイズが激減したことと定位がよくなったことは明らかで、高音もロールオフする限界が高くなったように思う。低音の量もはっきり増えた。細かい音がよく出るようになったので、ホールトーンや余韻のような音がきちんと表現できるようになった。ほんとこりゃずっと現代的な別のアンプになってしまった。

覚書としてやったことをまとめておくと、

  • ドライバ段を前出 Triode Electronics のコンバージョンキットで交換。球は 12BH7A (日立) X1、EF86 (Mullard) X2。コンデンサはスプラグのオレンジドロップ。
  • 電源部を前出 Triode Electronics の SDS Board に交換。
  • 三結に変更。
  • 電源ケーブルCSE AC350SX に。
  • 入出力端子を太いケーブルを利用できるように大型のものに交換。
  • 底面にコーリアンのインシュレータを貼り付け。
  • その他配線の引き回しの見直し、半田の盛り直しなど。

これだけやって、結果にも納得。しばらく買い替え欲もおさまるだろう。