DSD 実験

サブで気持よく使っている TEAC UD-301 だが、メインでも DSD 音源を鳴らしてみようとメインシステムにつないでみた。Mac のあるデスクからオーディオラックまでちょっと距離があるので長い USB ケーブルを買ってくる必要があった。CDP とは同軸ケーブルでつないで両方から音が出るようにして、CD と DSD 音源の両方を持っているアルバムを聴き比べてみたのである。

ずいぶんと音が違うので驚いた。DSD の音は一聴しておとなしくマイルドに感じる。逆に言えば CD は明らかにエッジを立てたミックスをしているようにも思う。このアルバムに固有の問題かもしれないが、どうも DSD 音源全般にそういう傾向を感じる。DSD がより録音直後のミックスダウンに近いとすれば、元のマスターを CD/DA に落としこむ時点でそのような変化が生じているといえるかもしれない。

ただ、UD-301 は普段メインで使っている Burson DA-160 に比べるとエッジが立っている傾向も感じるから、たとえばアナログ回路をディスクリートで組んででかい電源を積んでるようなタイプの DSD DAC を使うとまた違うかもしれない。でも、いろんな音源を聴いてみた感じでは、より自然に聴こえるのはDSDの方かなあとも思ったり。PCM のハイレゾ音源と CD を比較検討する必要もありそうだ。