Digi Fi 付録アンプ

ファッション雑誌が高価な付録で売っているのと同様に、オーディオ雑誌も内容より付録で売る時代になったようで、STEREO に ScanSpeak のユニットがついてきたりする世の中だが、ステレオサウンドから出ている Digi Fi という雑誌ではオマケとしてUSB入力のデジタルアンプがついてくる。

DigiFi(デジファイ) No.7 別冊ステレオサウンド

DigiFi(デジファイ) No.7 別冊ステレオサウンド

そこで自作というほどのもんでもないがこのアンプを箱に入れて使ってみようというわけである。このアンプの詳細は西川さんの記事(西川和久の分室 | DigiFi No.7特別付録!Olasonic「USB-DAC付パワーアンプ」)を読んでもらうとして、完成基板であるからいじるところは少ない。とりあえず目立つ電解コンデンサの容量をアップし、スピーカーターミナルをバナナを使えるようにする。箱はリードの PS-2 がサイズとしてはちょうどいい。それで早速工作する。

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MacOS X 10.8.1 での認識は全く問題ない。スピーカーは Altec 405-8B を入れた自作バスレフだが、このアンプの音はというとこれがかなりいい。バランスもよくて音場が広い。中国製の完成品デジタルアンプよりもずっといい。バスパワーだから出力には限界があるのだろうが、デスクトップで使う分にはかなりボリュームを絞らなければならないレベルで十分なパワーだ。これが3,000円で買えちゃうんだからいろいろバカバカしくなるね。余分な工作にかかった費用も1,000円ちょっと。なかなか複雑な気分である。