フォノアンプ構想中

学期の終わりも見えてきて、時間がある程度取れるようになるので早速フォノアンプを作ることを具体的に考えてみた。

よく知られているように、フォノアンプの回路形式には大きく分けて NF 回路に RIAA イコライジング素子を挿入するものと、二段増幅の段間に挿入するものとがあるが、相対的に設計の簡単そうな後者で挑戦することにする。幸い RIAA 素子の値を求められる Excel のシートを配付しているサイトがあったので活用させていただく。当初 6AU6 を使おうと思ったが、さすがにゲインが取れすぎて、昇圧比の大きなトランスとの組み合わせでは使い難そうなので何か適切なものがないかと考えていたら、6BR7 という球に行き着いた。EF37 を MT 化したような特性で EF86 にも近い。オーディオ用途でのノイズにも配慮しているようであるし、内部シールドもしっかりしていてしかも安い。早速8本入手し、選別して使うものとする。

置き場所が限られているので小さくまとめたいが部品点数が多いのでなかなか難しい。電源と増幅部をかなり厳密に分けないとノイズに苦しめられそうでもあり、300X160 のシャーシサイズに切った方眼紙の上で色々と部品を動かしてなんとか収まりそうな配置を考えた。あとは部品を買えば作り始められるかな。