フォノアンプのこと、さらに

MC トランスができたので、だったら以前使っていた nOrh の基板に春日のトランスをくくり付けたフォノアンプが使えるなあと思って PE-50 と入れ替えてみたらあらびっくり、えらくいい音がする。以前はあんまりぱっとしなかったように思うが、入力電圧が足りなかったんだろうか。

ただ悲しいかなノイズが多い。ヒーターは一応安定化されてるのでまだしも、ノイズの成分としては 100Hz が多いみたい。見るからに貧弱な電源だからな。しかし基板を見るに結構単純な回路で、だったら自分で真空管を使って作ってもある程度のものはできる気もしてきた。Webster のトランスも組み込んでケーブルや接点を減らし、ノイズに強い 6AU6 を使ってチョークやでかい電解コンデンサを奢れば、計算の簡単な CR 型でもそこそこの静特性は確保できるかもしれない。幸いノグチのプリアンプ用電源トランスと春日のチョーク、6AU6 数本の手持ちがある。

それで nOrh よりいい音のができる保証は全くないが、やってみる価値はありそうだ。