思い直して

もしかしてオレの作るアンプの音が悪いから Lowther がちゃんと鳴らないんじゃね?という気がしてきたので、いくつかのアンプで鳴らしてみる。

ううむ、ややハイ上がりな傾向はあるものの、アンプによって大きく音が違うし、今まで小さなフルレンジではあまり気にならなかったアンプの粗が拡大されてしまう。ということは、Lowther はそうした差異をちゃんと鳴らし分ける能力を持っていて、オレがアンプの製作も含めて鳴らし切れていないだけ、という側面が大きそうだ。その中では、やはり最近の作品でありそれなりの物量を投入した 808 アンプは Lowther との相性もマシな方ではある。

もちろんそんな敏感で小うるさい奴を捨ててもっと穏やかな性格の持ち主と付き合うという選択肢もあるのだが、どうもそれをやると負けな気がする。何に対して負けなのかということはおいておいてもだ。50年もの間基本設計はそのままに作られ続けているユニットであり、ということはそれだけの魅力があるスピーカーなはずなのだ。やはりもうちょっと悪戦苦闘してみるべきだろうと思い直した。