初段の変更

808アンプの裸利得がやや大き過ぎ、かつ負帰還量がちょっと過多な感じの音がしているのが前から気にはなっていた。そこで初段を 713A から 5693 に変更してみる。回路はサプレッサグリッドとカソードを結んだ以外はそのままだが、電圧や電流は 713A 使用時とあまり変わらないのでとりあえずこれでよしとする。大体のところ、オープンのゲインが 36dB から 33dB に、負帰還量が 10dB から 8dB くらいに減った感じで、負帰還後の利得は理屈通りほぼ変わらない。数字の上では大きな違いではないが、音質的にはだいぶストレスが低減されたように感じられる。

この状態で改めてツイータのレベルを決めようと思って弄っていたが、「ツイータない方がいいじゃん?」という気がしてきた。今までやったこと無駄かよ!まあ色々やってみた揚げ句やらない方がむしろよかったということは生きている限りたくさんあるわけで、それでもなんとなく前進してる気はするよ。