新兵器

意を決して 808 シングルアンプの作成に取りかかる。

以前書いたように、シャーシは旧鈴蘭堂現タカチの SRDSL-20 で、丸穴はホールソーでなんとかなるにしても、電源トランスの角穴をハンドニブラでギコギコするのはかなり辛そうだ。そこで大枚をはたいて PROXXON のマイクロニブラなる電動ニブラを購入してみた。スペックではアルミは最大 1.8mm となっているが、2mm でもなんとかなるかもしれないという見込みである。

で、使ってみたわけだが……今までの苦労は何だったんだろう。ハサミで厚紙を切るように切れてしまう。最初は慣れなくて刃先があらぬ方向に行ってしまって往生したが、コツを掴むとほぼまっすぐ切れて、直角に曲がることもできるので下穴も一箇所ですむ。凸凹も多少ならば刃を横に滑らせることで削れる。仕上げだけ鑢で削ればおっけーだ。これは凄い。電源インレットのような小さな角穴は却って面倒ではあるが、それでもハンドニブラよりはずっと楽だ。

この新兵器のおかげでアンプ作りがぐっと楽になったぞ。投資を回収するためにもたくさんアンプを作らねば(笑)。