WaveSpectra 検証

さて、まともに歪率測定が出来ない元凶はどこにあるのかを検証してみる。

まず WaveSpectra の設定だが、これは何度見直しても善本さんのサイトの記述通りである。ただ違うのは、オーディオプロセッサ Edirol UA-1EX は ASIO でないと 24/96 での取り込みができないので ASIO ドライバを使用していることである。WaveSpectra 自体は ASIO 対応なので問題はないはずなのだが。

UA-1EX はマニュアルを見ると、アナログ入力と A/D 変換の間にボリュームが入っているので、これは普通に入力のアッテネートに使えているはずである。で、発振器の出力が歪んでいる可能性もあるので、Mac から正弦波をデジタル出力し、DPF-7002 の DAC で D/A 変換してアンプに突っ込んでみる。結果は同じなので発振器のせいでもなさそう。さらに稼働状態の半導体アンプ(KENWOOD の K's の安い奴)で 2W 時の歪みを測ってみてもやはり 16% くらいあることになっていて、いくらなんでもそんなはずはない。

つうことで、問題が生じている可能性が最も高いのがオーディオプロセッサであると踏んだのである。このプロセッサは音量関係で弄れるところが少ない上に、24/96 モードでのヘッドフォンによる同時モニタができないタコな機械で、プロセッサ本体の問題かコンピュータに取り込んだ際の問題なのかが判然としないので、他のプロセッサでどうかを試してみないと分からないのだが、たまたまおんにょさんご使用の SE-U33GX がオンキョーのネットショップで安売りされていたので買ってみた。これが届いてから改めて試してみる他ないか。