組み合わせ

SA/F80AMG を載せた nOrh Prism 3.0 は、初號機 843 シングルとの組み合わせではなかなかいい感じなのだが、肆號機 1626PP とだと若干高音がシャリシャリいうように感じられる。そこで肆號機に FE127E バスレフ(なんてことない自作標準箱)を組み合わせてみると、バランスがよくて音が生き生きしている。しかし初號機にこのスピーカーだと低音が弱いのがはっきりしてしまい、このアンプには SA/F80AMG の方が向いている。

本来ならどっちのアンプも出力が小さいから能率の高い FE127E の方が良いようにも考えられるんだけど、そういう単純な理屈では割りきれないから難しいな。そういえばこのスピーカー、以前は多めに詰め込んであった吸音材を全部取っ払って、改めてニードルフェルトを裏から側版にかけて少し貼るだけに変えたんだった。吸音材とアンプの負帰還って似てる気がする。よくできたものであれば吸音材のないスピーカーも無帰還のアンプもそういう設計ならではのいい音がするけど、大抵の場合は多少そうした要素で暴れを抑えた方がまともな音になる。多すぎると駄目なのも同様だな。