45シングル完成

随分間が開いてしまった。

土曜日あたりからぼちぼち作業していた 14GW8 ドライブの 45 シングルが一応完成。

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まだ調整段階で、ちょっとゲインが高過ぎるから初段とドライバの電圧を下げるとかそういう作業は必要だが、とりあえず爆発したり発振したりせず、目立ったノイズもなく完成したのはめでたい。相変らず工作がヘタで我ながらイヤになるが、こんな杜撰な配線でもちゃんと音は出るもんである。

電源トランスは春日の特注、OPT はハモンド 125ESE という安物。整流管は 5Y3GT で、形からいうと 5Y3G の方がよかったけど見つからなかった。三段増幅でそれぞれの間にカップリングコンデンサが入るのでオールオーバーの負帰還は避けて、初段とドライバに部分帰還をかけている。6dB くらいのささやかなものだが、もうちょっと多くてもよかったかも。特に工夫も独創性もない回路ではあるが、こういう組み合わせ自体見たことがないのでその点は自己満足。

現状ではなかなかしっかりした低音と、センターにきっちり定位するヴォーカルは好印象だが、期待していた透明感みたいのは今一つで、どっちかというと昔ながらの真空管アンプの音っぽい。思惑よりも実用上のゲインが高くなってしまったのが原因かなあ。ま、ゆっくり考えていこう。初期段階としては成功に分類できるだろう。