さらに届いたもの

ささらさらに届いたもの。

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例の 6C33C アンプが結局この 300B シングルに化けた。価格はこっちの方が高いのだがさすがにサービスということで差額はほとんどなし。付属の球は初段のT7が GE だったの以外は、ドライバの 6V6GT、整流管の 5Z3PA、300B すべてもちろん中国製。300B は桂光とかいうメーカーのだが、聞いたことないなあ。こういうのは曙光しかないんだと思ってた。とりあえず、T7 を Mullard の軍球 CV4024 に、整流管を RCA 5U4G に、それぞれ手持ちから交換。

当然のことながらノイズなど全くなく、トランスも唸らない。まだ慣らし運転の段階だから音質についての性急な評価は避けなければならないが、この状態でも歪み感のない透明な高音と頗るパワフルな低音とがマッチしてかなりいい感じだ。特に低音の力感は予想外。バスドラのドスンという雰囲気やピアノの低音鍵のエッジなどがしっかり出てる。OPT がちゃんとしてるのだろう。サイズの割にかなり重いし。ハムバランサを使わず、固定抵抗で中点を出しているのも一つの見識だろう。

前の 6C33C アンプも、すぐ壊れたのでどうしようもなかったが音自体はよかった。このメーカー、配線を見てもデザインを見ても無骨さと妙な成金趣味が同居していて、旧来の中国製アンプの域を出ていないのだが、音は大したものだと思う。望むらくはこいつは壊れずにいて欲しいものである。整流管を使ってるから突入電流でどうの、ということは(直熱整流管だからまだ危険性はあるんだけど)あまりないだろう。うん、これかなりいいかもしれない。