SV-2 ドライバ

id:Waldstimme さんに触発されて、以前もやったが SV-2 のドライバ管比較大会。試聴に使ったのはアホの交響曲10番(ヴァンスカ/ラハティ交響楽団)。

まず Mullard xf4 だと、低音の豊かさに見るべきものはあるが中高音に変な癖が乗って歪みっぽい。球自体の状態は悪くないはずなんだが。

一方リイシュー版 Mullard だと、その歪みっぽさはないが音が太くて堅い。団子になっちゃう感じ。

で、松下だと上記の問題は全て解決し、クリアで透明な音になる。これでようやく空間表現と呼べるものが出てくるというか。Mullard に比べると少し低音が弱いが、それ以外の要素では完璧。しかし松下の 6CA7、もう1ペア欲しくて eBay をちょくちょくチェックしてるんだけどなかなか出てこないなあ。他ブランドの OEM でも見つからない。気長に探そう。

まあ、SV-2 はドライバ管も決め打ちの固定バイアスだから、オレの手持ちの松下がたまたま電気的に具合がいいだけかもしれないし、一般論としてはいえないかもしれないけど、やっぱり松下 6CA7 はいいですよ。てことで。