さらに DA53

今日は SACDP の内蔵 DAC と聴き比べてみた。ちなみに当初の不安定さはあれっきり再発していない。一安心。

うちの SACDP は Jungson Magic Boat II という中国製だが、中国の国内価格で邦貨換算80,000円くらいするわけでけっこう高級機である(日本との物価の差を考えると3倍くらいの価値はあるんではないか)。SACD を聴く限りにおいて音質的不満はほとんどない。だから通常 CD を聴くに当たっても内部 DAC がそれなりにちゃんとしてて、外部 DAC もこれよりいいものでないと意味がないわけだ。もしくは非常に特徴がある音だとか。

今回比較に聴いたのはニールセンの6番(ブロムシュテット/サンフランシスコ響)。打楽器が活躍して目まぐるしくいろんな音が動く曲なので、多面的な比較が可能ではないかと思って選んだ。一聴して大きく異なるのは、第一楽章で派手に打ち鳴らされるトライアングル。DA53 だとステージの高いところで鳴っているのが分かるし、棒が楽器に当たる感触が感じられる。これに代表されるように、それぞれの楽器の音が一段深いところまで分かるという印象だね。低音がより下まで延びてるのがその理由かもしれない。SACDP の内部 DAC だともっとこじんまりした感じになる。

これで大体の傾向が掴めたので、設定を変えたりケーブルを換えたりして色々試してみよう。