SA-3

どうも左右の音量差が大きくて、音質的にも本調子ではないと感じていた SA-3 だが、なんのことはない、バランスコントロール接触不良だった。左の方が音が大きいのでバランスをかなり右にまわして固定していたのだが、偶然バランスコントロールに触ったら盛大なガリが出る。大きく左に回してみたら右の音が大きくなったりしてなんじゃこりゃ、と思ったが、ちょっとぐりぐり回してセンターに固定したらきっちり左右の音量が揃った。要するに左の方が大きかったのは、バランスコントロールの不良で右の信号がちゃんと通っていなかったらしい。

コメントで「ボリュームの経年変化の所為では?」という示唆をいただいていたのだが、ボリュームではなくバランスであったにせよ、それが一番正解に近かったわけだ。それが頭になかったらバランスコントロールの不良には思い至らなかっただろうから、感謝である。本当はバランスコントロールごと交換してしまいたいのだが、基盤直付けなのでちょっと難しい。

ちなみに以前持っていたもっと古いマッキンのプリはその辺びくともしなかったので、部品にかかっているコストが違うのだなあと思ったよ。C26 あたりの出物があればもう一度所有してみたいものだ。球のマッキンはどう考えても買えないから。