今日届いた CD

三点。

創聖のアクエリオン 阿修羅城の瞳 Arvo Part: Fratres

アクエリオンはあまりに有名になってしまった「一万年と二千年前から愛してる~」で、曲も詞も歌もアレンジもいいのだけど録音が最悪。ヴォーカルがきんきんしていて何度も聴きたくない。非常に残念。一方菅野よう子つながりの阿修羅城の瞳は最高の録音といってもいいかも。ややレベルは高めだが、生楽器中心の音は非常にリアル。和風ベースの無国籍風だが、こういうものを作らせると菅野よう子は本当に上手い。

最後の Pärt は Fratres のバージョン違いがたくさん楽しめるのだけど、真骨頂は録音にある。さすが Telarc で本当に美しい音。なぜか録音に使われた機材のリストがライナーに掲載されてるが、非デジタル部分のコンソール、マイクプリ、モニタリング時のパワーアンプの全てが EAR の製品で、つまり球である。10年前のアルバムだけど、パラヴィッチーニが現場の最前線で信頼されていたことが伺える。球で録音された音楽を球で聴く。いい感じだ。