たまにはメインのことなど

連休といいながらそれなりに私事に忙しくゆっくり音楽を聴く時間には思いの外恵まれなかったのだが、それでも多少はメインのシステムと向かい合うことはできた。

本当は連休中にセンターラックを解体しようと思っていたのだがそれは叶わなかった。一応積まれていたゴミみたいなものはかなり取り除いたのだけれど、そこで体力と時間が尽きた。もっともそれだけで随分見通しは改善したのだけれど。で、以前 nOrh を買った直後くらいに「解脱できるかも」みたいなことを書いたが、ますますそれに近づいている気がする。Pärt や武満や Marillion や New Order や、何を聴いても最早「あの帯域がどうの、ここの表現がどうの」ということはほとんど気にならない。唯一、フルオーケストラを聴くともうちょっとホールトーンというか雰囲気が欲しいと思えることはあるけど、欲を言えば、というレベルではある。

もちろん、すげー機器を広い空間に並べているような本格派の人たちからすればゴミみたいな音しか出ていないのだろうし、オレ以外の人がこの音を聴いていいと思うとも思えないのだけど、オレはもうこれでいい。ジャンボでも当たって家ごと取り換えられない限りは。ただ、DAC がバッテリー方式で、音はいいのだけど制限時間があるのは少々使いづらい。Lite Audio の DAC60 あたり (その上の機種になると高いので) 欲しいと思わないでもないなあ。ま、音に満足しているということと、機械が欲しいと思うことはまた別で。来月大橋さんとこの試聴会があるけど、なんか欲しくなりそうな悪い予感がふつふつと。SV-2 (2002) ですっかり満足してるんだけど、実物見ちゃうとまた違うんだよねえ。