CV4060

オーストラリアから CV4060/ S11E12 が届いた。STC 製で元箱入り未開封新品。デートコードはよくわからん。ずんぐりむっくりで面白いプロポーションだ。作りはなかなかよさそう。ちなみに手元にあった Sylvania 6L6GC と並べてみるとこんな感じ。

ベースの大きさとずんぐりむっくりぶりが分かるだろうか。

で、Ella で使うべく Ella の配線を若干変更。CV4060 は KT88 などではカソードと共有されているビームプレートが独立して 6ピンに出ている事、1ピンは内部接続に使われているのでソケットには何も接続してはならないところが違うので、それに見合うように6ピンと8ピンをつなぎ、8ピンと1ピンの接続を外す。8ピンと1ピンがつながっていたのは、EL34 では第3グリッドとカソードが独立しているからである。あと、その結果カソード電圧が変わるので、バイアス調整がちょっとややこしくなる。電流が倍になるからカソード電圧も倍になるんでいいんだよな?

まっさらの新品の球なのでこれからエージングが必要ではあるのだが、第一印象としてはとても透明感のある音のいい球だ。ちょっと他の球と傾向が違っていて、聴いたことのない音がする。仕事中でじっくり評価できないけど、このまま鳴らしておいて原稿が終わったらゆっくり聴き込むことにしよう。