そんなわけで

Harmony はまったく購入候補の埒外にあることが確定したし、現有機材でどれだけ勝負できるかだな。Meixing MC-805AA と Music Goddess の組み合わせの研ぎ澄まされた表現をどこまで追い込めるか。逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ。

たとえば、以前バイワイヤリングをためしてみたらまるでだめだったけれども、それよりずっと前にバイアンプを試してみたら、その時の手持ち機材ではあれだったけれど可能性は感じられた気がするので、Ella を低音に 805 を中高音にまわしてみたらどうだろう。もっともプリアンプの出力が一系統しかないので、二系統ある SV-3 に置き換えてみた。

なにしろ驚くほど低音の質が変わって存在を主張し始めるので、単に量のバランスをとるだけではなくて、聴いた感じ低音が出張し過ぎないように調整していくと低音側がかなり控え目なセッティングで落ち着いた。結果どうなったかというと、低音が膨らまずにどすん、と出てくるので定位が決まるようになり、ピアノの打鍵音とかちょっとした足音とかがやけにリアルに聞こえるので、ますます音楽と対峙しなければならなくなった。こういう変化を必ずしもよしとはしない人もいるだろうけど、オレにとっては好ましく思える。この方向でもうちょっと詰めていこう。

なにしろ現状では SA-3 が使えないので、出力を二系統取れる工夫をしなければならない。たとえばテクニカの分岐アダプタ (こんなの) を使ってみるとか。あと今の季節にはちょうどいいけど夏場は地獄になるはずなので、熱対策も考えないとな。