EL156

SuperTNT から EL156 を買ってみた。本家はもちろん Telefunken の大パワービーム管なのだが、そんなもん当然高くて買えないし、ソケットも特殊。しかしこの曙光の EL156 は普通のオクタルソケットだしピン配列も 6L6 属と同じ、KT88 が使えるアンプならバイアスの変更程度で使えるということなので試しに買ってみたわけである。ちなみにクラシックコンポーネンツのサイトに情報がある。

で、ダイナコに挿してみたんだが、なぜか初段の球のヒーターが点灯しない。KT90 などでは問題ないのでアンプが壊れているわけでもない。EL156 がやや電流喰いなのは確かだが、だからって他の球のヒーターが点かなくなることなんてあるんだろうか。使えないのでは4本も買ったのに全く無駄である。原因がわかればいいんだけど。

……と思ったらやっぱりアンプ自体がおかしいみたい。また開腹手術だ。

……というわけで主に電源周りをチェックしてみたがどこも悪いところはない。開腹したまま初段の球を挿して通電するとちゃんとヒーターが点灯するのに、いざ設置してみるとダメだ。点いたり点かなかったり、せっかく点いても途中で消えてしまったり、状態が一定しない。こりゃあもうダメかも分からんね。