ECC82/ ECC83

サンバレーに頼んでいた Mullard ECC82 と ECC83 が届いた。とりあえず 805 アンプでしばらく聴いた限りでは、とてもクリアで明るい音のするいい球だ。ぱっとイメージが広がる。インド製だかなんだか知らないが、音のいい球であることは確かだ。少なくとも 805 アンプの初段には向いている。845 アンプではまだ聴いていないが、こっちだときれいに鳴りすぎるかもしれない。まあ、実際聴いて見ないと分からないが。

相変らず 805 アンプも 845 アンプもどっちもよくて決められないよー、という状態が続いている。バイアンプにしてしまえば悩まなくてすむかもしれないが、送信管を4本も常時点灯しておく度胸はない (物凄く暑い上に消費電力だけで700Wくらいになる) し、そもそもプリアンプの出力が一系統しかない。

ちなみに 805 アンプのドライバは Svetlana 6L6GC に戻し、Mullard EL34 は 845 アンプのドライバにしている。Mullard はこの使い方だと生き生きと鳴り、JJ あたりを挿すとなんだか薄っぺらな音になってしまう。適材適所ということなのだが、なにがどこに合うかは色々と組み合わせを自分で試してみない限り分からない。「高い球=いい球」と信じ切って好みの音なんかないような球ヲタじじいなら楽でいいんだろうけどね。