Xindak DAC-3

大分前に注文した Xindak DAC-3 が漸く届いた。110V バージョンを特注したので時間がかかった上に、TNT がアホでわざわざベルギーのハブまでいったん送られたりしたので余計な時間もかかってしまった。

送料込みで4万ほどだったが、アップサンプラー内蔵でアナログとデジタルは別電源というなかなか凝った内容。接続して電源を入れるとサンプリングレートが 96KHz であることを示す LED が点灯するが、この機種は 96KHz しかありえないので他の LED は本来不要である。また信号がロックすると点灯する青い LED がまぶしすぎるので対策が必要か。とりあえずこんな感じ。

最初音を出したときには左チャンネルから変なノイズが出て、こりゃあ大失敗だったかと思ったが、いったん電源を切って再度入れたら何事もなくなった。バランス出力も備わっているが、プリがアンバランス入力のみなのでバランスでどうかを試すことはできない。音はというと、安い DAC にありがちなハイファイ感を出すために妙に左右に広がる薄い音を懸念していたがそういうことはなく、どちらかといえば厚みがあって元気な音だ。一方で解像度は高く、楽器の位置関係がぴしっと決まって気持ちがいい。また特に低音の限界が高いようで、ややもすると歪んだようになるピアノの低音の強い音もしっかりと出てくる。ややきつめのような気もするが、まだ新品だから継時変化でどうなるか。オーケストラでいえば、前の方の席で聴いている感じの音だ。オレのシステムはパワーアンプやスピーカーも割合そういう性格なので、相乗効果でより強くそのように感じられるのかもしれない。

付属品はこのような感じなのだが↓

緩衝材のかわりなのか、足指付き靴下が二足入っていた。またおまけらしい光ケーブルは「秋葉原」ブランド。このあたりでいい加減脱力するが、一応英語のマニュアルもひどい英語でこれも脱力。まあもの自体はちゃんとしてるし笑えるからいいか。