昇圧トランス

Monarchy のアップサンプラーを使わなくなったので、昇圧トランスを介している機器はパワーアンプだけになったのだが、このパワーアンプが要求する電圧はアメリカの 117V ではなく、110V である。台湾あたりでは 110V らしいのだが、ということは 110V の地域でちょっと事情が悪ければ電源電圧は 100V とほとんど変わらないことになる。わが家の辺りは電源事情が悪くないらしく、テスターで計ってみたら 100V を若干超えるくらいだ。そこで昇圧トランスを外して、パワーアンプの電源を壁コンセントから直接取ることにした。

結果、昇圧トランスを介さないことによるデメリットは感じられない。むしろ、外してみるとトランス由来のノイズが結構あったことに気付く。この昇圧トランスも絶縁トランスでもあるそれなりにしっかりしたものだったのだが、なくてすむものをわざわざ挟んでおくこともあるまい。

考えてみればむしろデジタルとアナログを分離した方がいいか。つうことで CDP の電源を壁コンセントから取って、パワーアンプはプリアンプやターンテーブルやフォノアンプと同じタップから取ってみる。正直違いはよくわからないが、気分の問題。