結局

当面はプリありでいくことにした。プリを挟むことで失われるものは確かにあるにせよ、オレにとってはメリットの方が上回るので。

最大のメリットは、高音のロールオフとトレードオフの関係にあるけれど、聴きやすくなること。小音量でも音が痩せないこともメリットだよね。

その小音量での音痩せの問題に言及してくれているid:hmori:20031216#p9森秀樹さんに「球好きみたいだから」と書かれて、確かに球好きなんだけど、それは一つには純粋文系のオレの頭で理解できる限界が球だからで、デジタルになるともう理解しようという気力も萎えてしまう。もう一つは、透明感と迫力の両立とか空間的な広がりとか、そういうオレが再生音に求めるものが、球だと比較的安く手に入ること。オレでも入手可能な水準の石のアンプだと、何かを諦めなければならないことが多くてね。まさか FM Acoustic なんかが買える身分になれるとも思えないし。

もっとも最近のオレが愛して止まない中国オーディオだと、$9000 する RRM Affirmation とほとんど同じものが10万で買えちゃったりするし、Korsun や Xindak や Sheng Ya のそれくらいの価格の他のアンプもなかなかよさそうだから、機会があれば試してみたいけどね。当面は 805 シングルで十分満足している。