プリアンプ

で、今システム入れ換えの端境期ということで、プリアンプをどうするか思案中。マッキン C26 をそのまま使うというのが第一候補なんだけど、久々にサンバレーの SV-3 を改造したものを引っ張り出してみたら、これはこれで相当いいことを再確認して心が揺れている。回路はそのままで、カップリングコンデンサや入出力端子、ボリューム、電源ケーブルといったようにパーツをあらかた交換して、球を Amperex の笛吹童子 ECC88 にしているのだけど、マッキンとは全く別種の深みのある爽やかな音がする。マッキンが筋肉質のがっちりした音なのに対して、こちらはすっきりと抜けるような音だ。シンプルな回路だから、信号の流れる経路のパーツをいいものにしていけばそれがそっくり反映されるわけで、もとの設計がちゃんとしてることが伺える。特に球の素性がはっきり出る。

これになんらかのフォノアンプを外付けして使うのも手かな、とちょっと思っている。マッキンはマッキン同士の組み合わせで本来の能力を発揮するものであるような気もするしね。ま、パワーアンプとスピーカーが届いてからいろいろ試して気に入ったものを残すことにしよう。