接点

4311B の接点を掃除してみた。ユニットを一つ一つ取り外し、ファストゥン端子を外してそれぞれに Setten No.1 を塗り塗り。外側の端子には CAIG の赤を吹いておく。アッテネータにも CAIG を吹こうと思ったが手が届かずに断念。どうも今までその手のメンテナンスを全く受けていなかったようで、ツイータの裏側は錆が粉を吹いているし、ユニットがそもそもバッフルに貼り付いていた。

だからといって掃除して音がすごくよくなったかというとそんなことはなくて、掃除したという事実によってなんとなく音がきれいになったような気がするだけだ。まあ気分がいいということで効果はある。

世の中には色々な「使いこなしのテクニック」と称するものが氾濫しているけれど、思い付きとかある状況では効果があるかもしれないという程度のものがほとんどだというのがオレの経験則であり、ひどいのになるとちょっと頭を動かすだけで音が変わってしまうような異常な厳密さを要求するものもあるので、話 1/10 くらいで聞いといた方がいいよな。接点の掃除なんてのは、音質に対する効果は疑問でも、機械の寿命には効きそうだから余程罪は無い。