昨日の続き

昨日書いたように、ST-70 の NFB 抵抗を取っ払ってみた。単に 1k の抵抗を二つ基板から外すだけなのだが、あまりの改善にびっくり。まず音量が2割増くらいになり (オーバーオールのゲインが上がったわけだ)、低音がずんずん出る。女性ボーカルが妙にハスキーさが強調されていたのがなくなり、全体に歪み感が大きく減少。要するに NFB で糞詰まり気味だったものが一気に吹き出てきてる感じだ。三結にしたのでプレート抵抗が下がりダンピングファクタが向上して、元の NFB ではかかり過ぎになってたということらしい。

NFB ってのは球アンプをいじる上で非常に面倒くさく分かりにくい部分なのだが、こうして定数を変えると音が大きく変わるのを経験すると感覚的に分かるようになるな。それにしても、この改善の度合の大きさは今までの改造の中でもトップクラスだ。何の金も手間もかかってないのに。複雑な気分ではある。