企画進行中

前回のエントリの SV572-160 だが、結局このアンプ、何をしても 6A3 および 6528 の二台のプッシュプルアンプと比べるとまるで話にならない音しか出ないので解体してしまった。俺の技量では大型シングルはまだ無理みたいだ。将来リベンジしてやる。

んで初心に戻って、NL-50 シングルを考えていて、大方の部品は集まった。シャーシは上記シングルアンプに使っていたタカチ(旧鈴蘭堂)のシャーシの下半分を流用することにして、天板だけ同サイズのアルミ板を購入した。71Aをドライバに使ったトランスドライブ。娘の受験も終わったので、今月の後半からぼちぼち作業に入ろう。ついでに桂光の安い 300B があるので、これに差し替えられるように固定バイアス、フィラメント電圧切替式にする。こういうオーディオ専用管は大失敗の可能性が低いので心理的障壁は低い。それにしても桂光の 300B は 300B だと思うと微妙な感じだが、大型で低内部抵抗の直熱三極管がペア9000円くらいで買えると思えば腹も立たない。一方本命の NL-50 は、データシートが全く信用できないのでカット&トライでいくしかない。見た目は完全にCetron 300B なので、そのつもりで使ってみよう。

一方解体したアンプの電源トランスとチョークが浮くのでこれを活用したアンプも構想だけはある。かなり電源電圧が取れるので、大出力の CSPP をやってみようと思っている。染谷から OPT だけ買えば、あとは手持ちの球や汎用部品でどうにでもなる。KT90 と KT88 (JJ) が四本ずつあるのでこれを使う。ざっと計算だけしてみたら、位相反転段に ECC99 のような強力な三極管を使い、なおかつブートストラップを採用すれば 50W くらいは出そう。一般的な DEPP は上記二台でほぼ満足しているので、新しいことにチャレンジしようと情報を集めているところ。これに着手できるのは早くて夏休みだが。とにかく NL-50 シングルを春休みのうちに完成させねば。